最高裁判所第一小法廷平成29年(あ)第1464号 平成30年11月13日決定

       主   文

本件上告を棄却する。

       理   由

 弁護人小井土直樹の上告趣意のうち,平成28年法律第54号による改正前の刑訴法157条の3第1項の規定違憲をいう点は,原審で何ら主張,判断を経ていない事項に関する違憲の主張であり、憲法39条違反をいう点は,検察官の上訴は同一の犯罪について重ねて刑事上の責任を問うものでないから,前提を欠き,その余は,憲法違反,判例違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認,量刑不当の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 よって,同法414条,386条1項3号,181条1項ただし書により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。 
平成30年11月13日
最高裁判所第一小法廷
裁判長裁判官 池上政幸 裁判官 小池裕 裁判官 木澤克之 裁判官 山口厚 裁判官 深山卓也