最高裁判所第三小法廷平成27年(あ)第235号 平成28年6月7日決定

       主   文

本件上告を棄却する。

       理   由

 検察官の上告趣意のうち,憲法の解釈の誤りをいう点は,原判決が所論のような憲法の解釈を示したものとはいえないから,前提を欠き,最高裁昭和43年(行ツ)第120号同50年4月30日大法廷判決・民集29巻4号572頁を引用して判例違反をいう点は,同判例は事案を異にし,本件に適切でなく,福岡高裁宮崎支部昭和54年(う)第21号同年7月17日判決を引用して判例違反をいう点は,同判例が所論のような趣旨の法律判断まで示したものではないから,前提を欠き,その余は,単なる法令違反の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 よって、同法414条,386条1項3号により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。 
平成28年6月7日
最高裁判所第三小法廷
裁判長裁判官 木内道祥 裁判官 岡部喜代子 裁判官 大谷剛彦 裁判官 大橋正春 裁判官 山崎敏充