最高裁判所第三小法廷平成27年(あ)第643号 平成28年1月13日決定

       主   文

本件上告を棄却する。
当審における未決勾留日数中190日を本刑に算入する。

       理   由

 弁護人久保有希子,同原琢己の上告趣意のうち,爆発物取締罰則について憲法違反をいう点は,同罰則が法律としての効力を有することは当裁判所の累次の判例により極めて明らかであり(最高裁昭和23年(れ)第1140号同24年4月6日大法廷判決・刑集3巻4号456頁,最高裁昭和32年(あ)第309号同34年7月3日第二小法廷判決・刑集13巻7号1075頁,最高裁昭和46年(あ)第2179号同47年3月9日第一小法廷判決・刑集26巻2号151頁,最高裁昭和49年(あ)第2193号同50年4月18日第二小法廷判決・刑集29巻4号148頁,最高裁昭和52年(あ)第1435号同53年6月20日第三小法廷判決・刑集32巻4号670頁参照),同罰則9条の規定の違憲をいう部分は,同規定は原判決の是認する第1審判決が適用していないものであるから,いずれも前提を欠き、その余は,憲法違反,判例違反をいう点を含め,実質は単なる法令違反,事実誤認,量刑不当,再審事由の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 よって,同法414条,386条1項3号,181条1項ただし書,刑法21条により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。 
平成28年1月13日
最高裁判所第三小法廷
裁判長裁判官 岡部喜代子 裁判官 大谷剛彦 裁判官 大橋正春 裁判官 木内道祥 裁判官 山崎敏充