最高裁判所第二小法廷平成24年(あ)第785号 平成26年5月19日決定

       主   文

本件各上告を棄却する。
当審における訴訟費用は被告人Y2の負担とする。

       理   由

 被告人Y1の弁護人落合洋司ほかの上告趣意のうち,同被告人の自白調書の任意性につき憲法違反をいう点は,記録を調査しても,その任意性を疑うべき証跡は認められないから,前提を欠き,判例違反をいう点は,事案を異にする判例を引用するものであり,本件に適切でなく,その余は,憲法違反をいう点を含め,実質は事実誤認,単なる法令違反の主張であり,被告人Y1本人の上告趣意は,事実誤認,単なる法令違反の主張であって,いずれも刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 被告人Y2の弁護人小池純一の上告趣意は,事実誤認,単なる法令違反の主張であり,被告人Y2本人の上告趣意のうち,同被告人の自白調書の任意性につき憲法違反をいう点は,記録を調査しても,その任意性を疑うべき証跡は認められないから、前提を欠き,その余は,憲法違反をいう点を含め,実質は事実誤認,単なる法令違反の主張であって,いずれも刑訴法405条の上告理由に当たらない。
 よって,同法414条,386条1項3号,被告人Y2につき同法181条1項本文により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。 
平成26年5月19日
最高裁判所第二小法廷
裁判長裁判官 千葉勝美 裁判官 小貫芳信 裁判官 鬼丸かおる 裁判官 山本庸幸