最高裁判所第二小法廷平成24年(オ)第1175号,平成24年(受)第1444号 平成26年1月24日決定

       主   文

1 本件上告を棄却する。
2 本件を上告審として受理しない。
3(1)原判決主文第4項(1)のうち「312万1765円」とあるのを「274万5325円」と,同(2)のうち「289万6152円」とあるのを「255万0612円」と,それぞれ更正する。
(2)原判決39頁1行目の「289万6152円」とあるのを「255万0612円」と,同44頁未払残業代目録(原告A)の未払残業代欄を別紙1のとおり,同50頁割増賃金額等一覧(原告A)の割増賃金合計額欄を別紙2のとおり,それぞれ更正する。
4 上告費用及び申立費用は上告人兼申立人の負担とする。

       理   由

1 上告について
 民事事件について最高裁判所に上告をすることが許されるのは,民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ,本件上告理由は,違憲及び理由の不備・食違いをいうが,その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張するものであって,明らかに上記各項に規定する事由に該当しない。
2 上告受理申立てについて
 本件申立ての理由によれば,本件は,民訴法318条1項により受理すべきものとは認められない。
3 更正決定について
 原判決には明白な誤りがあることが明らかであるから,民訴法257条1項により主文第3項のとおり更正する。
 よって,裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。 
平成26年1月24日
最高裁判所第二小法廷
裁判長裁判官 小貫芳信 裁判官 千葉勝美 裁判官 鬼丸かおる 裁判官 山本庸幸