東京大学でのオススメの授業

法科大学院

憲法

憲法については、基本憲法、上級憲法、公法システム論と、科目が充実していますが、いずれも、宍戸常寿先生の授業がおすすめです。宍戸先生は、ロースクールの意義や学生の立場を踏まえて、授業や評価をされるため、学生思いですし、司法試験にも直結します。

また、2020年からは司法試験委員も務められるようになりました。もちろん、先生はそのあたりかなり配慮される方なので、試験に関する言及を授業内で行うことは一切ありませんが、それでも、宍戸先生の思考体系を学ぶことができることは非常に大きいです。

行政法

行政法は、山本隆司先生も太田先生も、どちらも素晴らしい先生です。太田先生については、怖いという印象もありますが、きちんと勉強をし、行政法について理解していれば理不尽に怒られたりすることはありません。

情報法

情報法についても、宍戸先生が担当されています。宍戸先生は、総務省とのつながりも強く、情報法制に関するエキスパートですので、中身の濃い授業が受けられます。

民事訴訟法

民事訴訟法については、高田先生がおすすめです。高田先生ご自身は本を出されたりしていないのですが、高橋先生の重点講義と基本的に方向性が同じなので、重点講義を読みながら授業を受けていくと、民事訴訟法についての理解が深まると思います。

先生は、きちんと実務も意識されていて、新訴訟物論を意識しつつも、きちんと旧訴訟物論の立場でお話をしてくださる、とても心の広い方です。

商法

商法については、飯田先生が素晴らしいです。会社法の専門家であり、ハーバード大学にも留学されました。金商法の授業も、飯田先生が担当されているので、会社法と金商法と、いずれも飯田先生の授業をとると、シナジーが大きく、オススメです。

刑法

刑法の中でもオススメなのが、橋爪先生です。橋爪先生の授業は、ロースクール生の立場を理解されたもので、先生なりに整理された規範等を提供してくださる、非常にありがたい授業です。

また、東大で主流の結果無価値に極端にこだわることなく、判例分析の結果導かれる規範を示されることも特徴。私は先生のおかげで刑法が得意になりました

刑事訴訟法

刑事訴訟法については、大澤先生や川出先生など、層が厚く、また、皆さん中がいいので、授業のクオリティがいずれもハイレベルなものになっています。

どの授業をとっても当たりでしょう

国際人権法

国際法関係で特にオススメなのが、寺谷先生の国際人権法です。

国際人権法は、憲法の延長線上にあるような授業なのですが、国内についてのみ対象とする憲法と違って、自由権規約等を参照しながら授業を進めていきます。

寺谷先生自身、大変素晴らしい人柄で、授業も楽しく受けられます。

国内法的な価値観だけが絶対的なものではないということを知ることができるので、自分の視野と器を広げることもできる授業です。

ヨーロッパ法

東大の授業の中でも、受けてよかったと思うのが伊藤先生のヨーロッパ法です。ヨーロッパ法というか、EU法なのですが、EUについて、歴史的経緯を踏まえて体系的に学ぶことができます。

世間には、慶応大学の庄司先生の本がメジャーなものとして出回っていますが、それを読むよりも授業で聞いた方が分かりやすいように思いました。